元オリックス山本和作監督(29)が就任後初のリーグ戦初戦を、逆転勝利で飾った。2点を追った2回、八木大輔捕手(2年=倉敷商)の犠飛で1点差。再び2点差とされた7回は八木の適時打で追い上げ、細川晃佑主将(4年=近大付)が逆転の2点打を放った。

 細川は「熱い監督で、自らバッティングを直接見せて指導してくださいます」と新監督効果を明かした。2月就任の新監督は「開幕まで時間がない中、必死でここまでやってきました。バッティングは、いい投手が来るとなかなか打てるものではない。それは自分自身の経験からわかっている。それなら確率の高い方でと守備を鍛えてきました」と激動の2カ月間を振り返った。