神院大・楠本飛雄馬投手(2年=社)が1失点完投で、連覇を目指す大商大から開幕戦勝利を挙げた。

 5回に1点を先制されたが、すぐにその裏、味方打線が同点に。8回裏に味方が3点を挙げ、9回は3人を完全に抑えた。

 楠本は「開幕前の最後のオープン戦だった2週間前の関学大戦の前に、きょうの登板を伝えられました。関学戦は3点失いましたが、最後まで投げきるテーマをやりとげられた。それが自信になりました」と振り返った。社(やしろ=兵庫)時代に同学年に140キロ以上の速球を投げる投手が3人いたことから、自身の特徴を出そうと下手投げフォームに取り組んだ。父から贈られた「飛雄馬」の名を持つ楠本は「もっとコントロールを磨いていきたい」と貪欲だった。