今秋ドラフト候補の明大・柳裕也投手(4年=横浜)が、2安打8奪三振完封で白星発進した。

 4度目の開幕マウンドに上がったエース兼主将は、8回まで1安打投球。「開幕は独特の緊張感があった。調子が悪かったので、打たせて取るピッチングに切り替えた」。オフから習得に取り組んだ新球チェンジアップも披露し、凡打の山を築いた。

 柳は9回裏、1死三塁で自らスクイズ(記録は三安)を成功させてサヨナラ勝ち。「難しい球でしたけど、決まってよかった」と笑顔。善波達也監督(53)も「いいところに転がしてくれた。さすが柳です」と目を細めた。