20年の東京五輪・パラリンピック大会の大会組織委員会が神宮球場(東京都新宿区)の大会前後の使用中止を要請している問題について、同球場を所有する明治神宮外苑とヤクルト球団ら関係4団体が26日、都内で組織委と初協議を行い、借用期間の短縮と使用用途の変更を申し入れた。

 プロ野球や大学野球を合わせ年間400試合ほど行われている現状を説明し、明治神宮外苑の成瀬伸之総務部長は「7カ月、これは無理ですというのが我々の総意」と話し、組織委が要請する20年5月から11月まで7カ月間の借用期間を拒否。組織委側の対応を待ち5月に再び協議する。