DeNAが獲得交渉中だったマット・マクブライド捕手兼外野手(30=アスレチックス傘下3Aナッシュビル)が27日(日本時間28日)、メジャーに昇格した。

 同選手は同日、デトロイトで行われたタイガース戦に捕手登録でベンチ入りした。試合には出場しなかった。

 DeNAは12球団ワーストのチーム打率2割2分7厘と、得点力不足でリーグ最下位に沈んでおり、打線強化への助っ人候補としてリストアップ。交渉は大詰めを迎えていたが、マクブライド側のチーム事情により合意には至らなかったようだ。

 マクブライドは昨年11月のプレミア12に米国代表外野手として出場。首位打者&ベストナインを獲得した強打者で、日本戦では巨人菅野から本塁打もマークした。

 ◆マット・マクブライド 1985年5月23日、米ペンシルベニア州生まれ。リーハイ大から06年ドラフト2巡目(全体75位)でインディアンスに捕手として入団。11年ロッキーズに移籍し翌12年に初昇格。メジャーでは外野と一塁を守り通算72試合に出場。昨季終了後FAとなりアスレチックスとマイナー契約。昨年のプレミア12米国代表で大会首位打者とベストナインに輝いた。3A通算337試合で打率3割1分6厘、50本塁打、233打点。191センチ、98キロ。右投げ右打ち。