楽天安楽智大投手(19)が、プロ3戦目の先発で初黒星を喫した。

 5回までは3安打無失点と、オリックス金子を相手に五分に投げ合った。脱力した腕の振りから、最速148キロの直球とスライダー、フォーク。1四球と制球もさえ、危なげない投球で三塁を踏ませなかった。

 6回、1死から安達の詰まった中飛が中前打となりリズムが崩れた。糸井の中前打と暴投で2死二、三塁。小谷野にフルカウントから147キロ直球を捉えられ、三遊間を破る2点適時打となった。「厳しいところをついて、フォアボールでもよかった場面。その1球が甘くなったところを打たれた。次の打者で勝負でもよかった。次への反省、課題です」と振り返った。

 梨田昌孝監督(62)は「5回までは金子と五分に投げ合っていたね。小谷野の場面は1つ塁が空いていたので、次の中島と勝負でもよかった。そこは次へのいい経験になったでしょう」と総括。右手中指のマメをつぶしたため、1度登録を抹消する予定。完治後に先発ローテへ再合流する。