日本ハム西川遥輝内野手(24)が繰り出した“神走塁”は、リプレー映像の検証の結果、アウトとなった。

 1点を追う6回1死三塁の場面。杉谷がセーフティースクイズを試みたが、強めのゴロとなり阪神岩貞が捕球して捕手の梅野へトス。三塁走者だった西川は三本間に挟まれたが、驚異の粘りを披露。

 阪神守備陣が岩貞→梅野→北條→ゴメス→鳥谷とつなぐ間に本塁生還を狙った。鳥谷から本塁上にいた岩貞へ送球され、タッチをかいくぐって頭から滑り込み、判定はセーフとなった。

 すぐさま阪神金本監督が飛び出して抗議。審判団もリプレー検証を実施し、タッチされていたと判断。セーフからアウトへ覆った。

 同点機を逸したかに見えたが、2死三塁から陽岱鋼が四球を選んで一、三塁。続く中田翔内野手(27)が左前適時打を放って、今度は同点に追いついた。

 「点が入らないと嫌な流れだったので、きっちりと決め切れたのは良かったね。でもまだ同点。これからだね」と、気合を再注入。2-2となり、試合は終盤戦に突入した。