９５年ドラフト１位７球団競合も近鉄入団断る

ＰＬ学園で１年からスラッガーとして活躍。ドラフトでも７球団が１位指名した。近鉄が交渉権を獲得したが、入団せず社会人野球へ進んだ。

ドラフトで近鉄に指名されたが、意中の球団ではなく苦悩の表情を浮かべる福留。右は中村順司監督

９６年アトランタ五輪で銀メダル

当時１９歳ながら日本代表として活躍した。

アトランタ五輪で銀メダルを獲得し、表彰台で笑顔を見せる右から今岡、福留、川村、井口、黒須

９８年逆指名で中日入団

３年を経て２度目のドラフトで中日を逆指名。１年目から１３２試合に出場し、打率２割８分４厘、１６本塁打と活躍しリーグ優勝も果たした。

中日の入団発表、（前列左から）岩瀬、星野監督、福留、（後列左から）小笠原、蔵本、川添、矢口、新井

０２年初の首位打者に

この年から外野手に本格コンバートされた。打率は３割４分３厘をマークして初の首位打者を獲得した。

０２年、初の首位打者を獲得した福留

０６年ＷＢＣ優勝

日本代表として、準決勝では奇跡的な代打２ラン。決勝でも代打適時打を放つなど存在感を見せ世界一に貢献した。

０６年ＷＢＣ準決勝、韓国戦で代打の福留は右翼に先制の２点本塁打を放つ

０７年日本一も…

０７年にチームは５３年ぶりの日本一に。しかし福留は右肘手術のためシーズン終盤から日本シリーズにかけて欠場した。中日在籍中は９９、０６、０７年と３度日本シリーズに進出したが、出場して日本一に貢献した年はなかった。

日本一を決めセレモニーに参加した福留（右から２人目）

０７年オフＦＡでメジャー移籍

ＦＡ権を行使し、大リーグカブスへ移籍。１１年途中にトレードでインディアンスへ移り、１２年はホワイトソックスで開幕を迎えたが６月に解雇。その後ヤンキース傘下でプレーしたが９月に解雇された。メジャー５年間で５９６試合に出場。４９８安打、４２本塁打を記録した。

０８年開幕戦、福留はメジャー公式戦１号となる３点本塁打を放つ（撮影・加藤哉）

カブスではマートンとも同僚だった

笑顔でヒーローインタビューを受ける福留

インディアンス時代の福留

ホワイトソックス時代の福留

１２年オフ日本復帰

阪神、ＤｅＮＡなどの争奪戦となったが、最後は当時の阪神中村ＧＭが熱意を伝え入団にこぎ着けた。入団初年度の１３年は打率１割９分８厘、６本塁打と苦しんだが翌年以降は徐々に持ち前の勝負強さを発揮。熟練の守備も含めて阪神に欠かせない存在となった。

阪神入団会見で和田監督（左）とポーズをとる福留

１３年、福留は左越えサヨナラ満塁本塁打を放ちガッツポーズでベースを１周

１６年日米２０００安打達成！

阪神福留孝介外野手（３９）が６月２５日、史上７人目となる日米通算２０００安打を達成した。４回の２打席目。広島岡田の変化球を右翼線に運ぶ二塁打を放ちあと１本とし、６回の第３打席、広島岡田の変化球を捉え、二塁内野安打で金字塔を打ち立てた。

６回表阪神２死二塁、福留孝介は二塁内野安打を放ち日米通算２０００本目とする（撮影・栗木一考）

６回表阪神２死二塁、福留孝介は日米通算２０００安打となる二塁内野安打を放つ（撮影・宮崎幸一）

６回表阪神２死二塁、福留は日米通算２０００安打となる二塁内野安打を放ち、記念ボードを掲げる（撮影・宮崎幸一）

６回表阪神２死二塁、福留は日米通算２０００安打を達成し広島新井（右）から記念の花束を受け取った（撮影・加藤哉）

６回表阪神２死二塁、日米通算２０００本目を放ち新井貴浩から花束を受け取る福留孝介（撮影・栗木一考）

６回表阪神２死二塁、福留孝介は日米通算２０００安打となる二塁内野安打を放ち、鳥谷敬（右）から記念ボードを受け取る（撮影・宮崎幸一）

６回表阪神２死二塁、日米通算２０００安打を達成した福留は記念ボードを手にスタンドにあいさつする（撮影・加藤哉）

６回表阪神２死二塁、日米通算２０００本目を放ち記念ボードを掲げる福留孝介（撮影・栗木一考）

６回表阪神２死二塁、福留孝介の日米通算２０００安打を祝うファン（撮影・宮崎幸一）

６回表阪神２死二塁、福留孝介の日米通算２０００安打を祝うファン（撮影・宮崎幸一）