オリックスが2戦連続7度目の完封負けで、5月12日以来の最下位に転落した。1回に1死二、三塁も無得点で、その後は山口の前に沈黙。4連敗で借金はワーストの13に膨らんだ。福良監督は「初回に点が入っていたら違った展開になっていた。それにしてもふがいない。こんな試合をしていたら、お客さんに申し訳ない。選手全員がどう考えるか」と謝罪した。

 前日11日の完敗後は、瀬戸山球団本部長が「情けない。(センバツ優勝の)智弁学園より弱い」と断じて選手に奮起を求めたが、白星にはつながらなかった。さらに2回の走塁で小谷野が左太もも裏を痛めて途中交代。肉離れの可能性が高く、肉離れの場合は長期離脱は必至だ。また糸井も試合中に足を「つった」と7回の守備から交代。明日14日の阪神戦は「いけると思うけど…」と福良監督。弱り目にたたり目となってしまった。