日本ハム斎藤が、ヒヤリとしながら次回1軍先発へ向けてステップを踏んだ。5日、イースタン・リーグDeNA戦(ベイスターズ)に先発。5回まで2本のソロ本塁打を含む5安打3失点(自責2)だった。2回は3ボールから早大の先輩、DeNA松本に先制のソロ本塁打を献上。3回は味方の失策で1点を失い、5回は白崎にも一発を浴びた。「今日はテンポが悪かった」と、反省した。

 降板直前には、アクシデントも襲った。5回1死一塁。代打後藤が放った打球が、右太ももに直撃した。痛みをこらえ、すぐさま目の前に転がったボールを拾うと二塁へ送球した。何とか併殺打にしたが、トレーナーの肩を借りながら、ベンチへ引き揚げた。患部はアイシング治療を受けたのみで「たぶん、大丈夫です」。今日6日以降の状態に問題がなければ、当初の予定通りに11日オリックス戦(京セラドーム大阪)で、今季2度目の先発となりそうだ。

 満足できる結果とはならなかったが「ホームランの打たれ方は良くなかったけど、今日は変化球が良かった。それは収穫」と、手応えも得た調整登板。「今週、ちゃんと準備していきたい」と、心技体を整えて大阪に乗り込む。【木下大輔】