日立製作所の和久井監督は攻略に全てを懸けていた佐竹に完封され、創部100年目での悲願達成はならなかった。「チャンスであと1本出ていればあるいは流れが変わったかもしれないが、攻略し切れなかった」と素直に敗戦を認めた。

 自身が驚いたほど三塁側スタンドを埋め尽くした大応援団。その期待に応えられず「銀メダルが一番悔しい。32チームの中で一番悔しい思いをしている」と話した。

 先発しながら2回で交代した梅野は「準優勝というステップは踏めた。悔しい思いをしたので来年につなげたい」と再挑戦を誓った。