聖隷クリストファー(静岡)の田中公隆監督(52)は初めて夏の甲子園で指揮を執ったが、勝利は届けることができなかった。
1失点完投の最速150キロのプロ注目サウスポー、エース高部陸投手(3年)の力投に応えられず「本当に高部がいいピッチングしていたが、自分の責任でいい形に持っていけずに申し訳ない。自分が選手たちを導いてやれなかった」とわびた。
今春、校長の上村敏正前監督(69)から指揮のバトンを受け継いで約4カ月。監督代行として、母校・大阪桐蔭を率いて1勝を挙げた04年センバツ以来となる聖地だった。互いに譲らず息詰まる投手戦となり、7回2死一、二塁から中堅に飛んだ打球をセンターが落球。不慣れなナイターゲームで照明が目に入ったのか、守備で生まれた隙を突かれ均衡が崩れた。守備のほころびが、決勝点を与えることになった。

