元阪神の梶原康司監督(38)率いるパナソニックが、22大会連続37回目の出場を決めた。4回2死から田中宗一郎外野手(28=立大)福原健太外野手(24=東農大北海道オホーツク)の連打で、1点を先制。エース藤井聖太(26=関西国際大)が9安打を打たれながらも要所を締め、完封で1点を守り抜いた。

 就任1年目で都市対抗に続いて社会人の2大大会の出場を決めた梶原監督は「きょうは藤井ですね。(9回1死一、三塁のピンチも)目が死んでおらず、よっしゃ! という顔つきだった」と最少得点を守ったエースをねぎらった。藤井聖は「都市対抗のあと、本当のエースの投球とは? と考えながら練習してきましたが、それを思えばきょうは安打を打たれすぎ。そうなれるようもっと練習します」と本大会での活躍を誓った。