楽天則本昂大投手(25)が、5回4失点で9敗目を喫した。

 初回、失策と安打で無死一、三塁のピンチを招くも大谷、中田を連続三振に打ち取った。ところが、2死から田中賢、レアード、大野に適時打を許し4点を献上した。

 2回以降は、走者を背負いながらも変化球を織り交ぜた粘りの投球で無失点に抑えた。4回からは、ワインドアップではなくセットポジションで投げるなど修正。安定感を取り戻したが「初回から抑えなければならなかった。修正できたからといっても、勝てなければ…」と猛省した。

 8月6日の西武戦を最後に、5試合勝ち星から遠ざかっている則本だが、与田投手コーチは「則本はエース。この経験を糧にして、壁を乗り越えてほしい」と奮起を促した。