報徳学園(兵庫1位)が郡山(奈良3位)を破って初戦突破を決めた。完封勝利で、今秋初戦となった県予選からの連続無失点記録を76イニングに伸ばした。2年連続でセンバツ準優勝だった23年、24年以来3年ぶりのセンバツ出場へ向けて一歩前進した。

谷口哲聖(てっしょう)投手(2年)が先発し9回3安打8奪三振無失点で完封勝利。「相手バッターが早打ちやったってこともあるんですけど、やっぱり守備がテンポよく守らせてくれた」。フォームが少し崩れ制球がなかなか定まらなかったと言うが、その中でも良かったというカーブを有効に使って打たせて取りアウトを重ねた。

県大会で神戸学院大付との準々決勝から準決勝、決勝と3試合連続完封勝利で近畿大会へやってきたエースが、この試合も立ちはだかった。打たせて取る投球で序盤3回は三者凡退。4回に初安打を浴びるも連打は許さず「難しい打球とかもあったと思うんですけど、しっかりさばいてくれたんで、点につながるっていうのはなかった」と味方の好守にも感謝し、5回以降も散発2安打で一度も二塁を踏ませなかった。

四球も3試合連続で0と制球力も光り、巨人などNPB9球団が視察するなか最後まで安定した投球をみせた。DeNA藤田スカウトは「コントロールがいい。フォアボール0でしょ?あの指先の感覚はなかなかいない。キャッチボール見ていてもパチッと指に掛かっているというか、このままスケールが大きくなっていけば楽しみ」と評価した。

谷口が見据える先はプロの世界。「高卒で行きたい」。報徳学園からは歴代多くのプロ野球選手を輩出しており、先日のドラフト会議でも阪神ドラフト1位の明大・榊原七斗外野手らが指名された。「いろんな先輩方が行ってて、活躍している選手もいるんで、やっぱりここでやっていることは間違いないと思う。それを信じてやっていきたい」とさらに刺激を受けていた。

今夏は5回戦で明石商に敗れ甲子園を逃した。背番号1番をつけて戦う今秋。「やっぱり一番は甲子園連れていくっていう責任感があります」と守り勝つ野球でエースがセンバツに導く。

【ライブ速報】【高校野球】関東は横浜がV 近畿1回戦:報徳学園-郡山ほか