オリックスが3連勝し、ドラフト1位ルーキー吉田正が3試合連続で本拠地のお立ち台に上がった。9回安達の押し出し四球でロッテにサヨナラ勝ちも、価値ある適時打2本で殊勲者に選ばれた。「今日は安達さんじゃないかと思ったんですけど…」と苦笑いだ。

 1回1死二塁で一塁線を破る先制二塁打。1点ビハインドの8回も1死二塁から左翼線二塁打を放った。初対戦だった内のスライダーに対応。「低めをはじき返せて良かった」と喜んだ。

 反省材料もあった。追いついた8回、二塁走者としてベースを飛び出し、捕手田村の送球でアウトになる凡ミス。「集中力と準備力が足りなかった。レギュラーになるなら走攻守とも大事。練習からもう1回やらないといけない」。それでも経験を積めば楽しみな存在であることは間違いない。