旭川大が苫小牧駒大を10-3で下し、12年春以来9季ぶり8度目のリーグ優勝を決めた。4回に3ランなどで大量8得点。7回の追加点でコールドを成立させた。ベンチから飛び出してはしゃぐナインの中心で主将の生田雄也捕手(4年=旭川工)は「こういう思いができて幸せ」と喜びをかみしめた。

 今春からOBの鷲田義典監督(49)が指揮を執る。就任までの約2カ月は監督不在の時期があった。「(リーグ戦に)参加できるのか不安だった」と生田。4年生がミーティングを重ねて団結。「のびのび自由にやらせてあげた」と話す新監督のもと、12年春全国に出場したチームにあこがれて13年に入学した世代のラストシーズン、自主性で力を発揮した。

 明治神宮大会北海道地区代表決定戦(10月1日開幕、あいべつ)で東海大北海道と対戦する。この日、胴上げはしなかった。生田は「まだ神宮を決めたわけじゃないので」。全国を決めて、胴上げだ。【保坂果那】