中日小笠原道大2軍監督(42)がチーム再建へあらためて意気込んだ。

 1日、ナゴヤ球場で2軍練習が行われた。9月29日の就任会見の中で森繁和新監督(61)が「選手全員10%アップ」を指示。来季も2軍の指揮を執る小笠原2軍監督は「数字は気にしない。10%でいいのかと。そこは最低ラインだと思う。さらに底上げしていきたい」と語った。

 まずは3日から始まるみやざきフェニックス・リーグ(宮崎)で「去年は見ているだけだった。経験をふまえて継続、なおかつ細かいことをしていたい」と動くつもりだ。

 この日、育成の多村仁志外野手(39)が戦力外を通告され、現役引退を表明。06年WBCでともに戦った小笠原2軍監督は「すばらしい選手。右打者で打てて、あれだけ動ける選手はいない。最後、目の前で見られて勉強になった。ご苦労さま、次のステップに向けて頑張ってほしいということは言いました」と話した。