西武が、昨季限りで現役を引退した球団本部編成部の西口文也氏(43)の入閣を検討していることが6日、分かった。

 ポストは2軍投手コーチが濃厚で、3年連続Bクラスの一因ともなった投手陣の底上げを、若手育成という形で担うことになる。投手を中心とした守りの野球を掲げる辻西武に、182勝を挙げた経験が加わることになりそうだ。

 ◆西口文也(にしぐち・ふみや)1972年(昭47)9月26日生まれ。和歌山市出身。県和歌山商-立正大を経て94年ドラフト3位で西武入団。97年に最多勝、最多奪三振、最高勝率、MVP、沢村賞獲得でリーグ制覇に貢献。98年最多勝、最多奪三振。9回2死からノーヒットノーランを逃したことが2度、延長10回に完全試合を逃したことが1度ある。15年に現役引退。通算436試合182勝118敗6セーブ、防御率3・73。182センチ、75キロ。右投げ右打ち。