関大・山本隆広投手(2年=桜宮)が立命大打線を2安打に封じ、11三振を奪う好投で雪辱した。

 今夏の練習試合で自己最速を更新する147キロをマークし、フォークなど空振りを取れる変化球にも磨きをかけた。9月11日の近大2回戦で大学初勝利を完封で飾り、大学初登板の立命大戦でも好投。「相手投手より先に点を取られないこと、先にマウンドを降りないことを心がけて投げています」と、エース吉川峻平(4年=関大北陽)に続く先発投手に成長してきた。

 12日の3回戦に勝って勝ち点4を取れば、4季ぶりの優勝に近づく。早瀬万豊監督は「立命大戦で勝ち点を落として、ずっと悔しい思いをしてきた。12日は総力戦で、なんとしても勝ちたい」と力を込めた。