日本ハム大谷翔平投手(22)が自身が持つ日本最速記録を1キロ上回る165キロを投じた。

 3番DHで先発し3点リードの9回に登板。1死走者なし。吉村への初球に日本最速を更新する165キロを計測(空振りでストライク)。一塁手中田、中堅手陽岱鋼も思わず笑みをこぼす、圧巻投球を披露し、空振り三振。2死から本多にも165キロを2球投じるなど3者凡退に抑え、日本シリーズ進出決定に貢献した。

 ちなみにメジャーでは、カブスの守護神チャプマンがヤンキースに在籍した7月にマークした105マイル(約169キロ)が最速とされている。

<大谷の主な球速変遷>

◆160キロ 12年7月19日 高校野球岩手大会(岩手県営)一関学院・鈴木

(高校生史上初の160キロ)

◆160キロ 14年6月4日 公式戦(札幌ド)広島丸

(パ・リーグ初の160キロ)

◆162キロ 14年7月19日 球宴(甲子園)阪神鳥谷

(クルーン抜く球宴最速)

◆162キロ 14年10月5日 公式戦(札幌ド)楽天銀次

(シーズン最終戦。計4球計測)

◆162キロ 16年3月2日 オープン戦(札幌ド)巨人ギャレット

(オープン戦初の大台)

◆163キロ 16年6月5日 公式戦(東京ド)巨人クルーズ

(同12日、9月7日にも出す)

◆164キロ 16年9月13日 公式戦(札幌ド)オリックス糸井

(最速球が適時安打に)

◆165キロ 16年10月16日 CSファイナルステージ(札幌ド)ソフトバンク吉村、本多

(吉村に1球、本多に2球)