日本ハムがサヨナラで広島に3連勝し、10年ぶりの日本一に王手をかけた。同点の9回に広島守護神の中崎から、西川遥輝内野手(24)が満塁本塁打を放った。

 広島が初回、鈴木誠也外野手(22)の適時打で先制。広島先発のクリス・ジョンソン投手(32)は2回1死二、三塁のピンチを抑えるなど、6回無失点の好投を見せた。しかし7回、日本ハムが広島2番手今村を攻め、1死一、三塁から岡大海外野手(25)の浅い中飛で、三塁走者の田中賢介内野手(35)がタッチアップ。際どいタイミングだったが、捕手のタッチをかわし同点のホームを踏んだ。

 日本ハムは先発の加藤貴之投手(24)が2回1死満塁としたところで降板。代わったメンドーサが火消しし、7回まで追加点を与えない力投で逆転を呼び込んだ。

 29日の第6戦からは再び舞台をマツダスタジアムに移す。