来年3月開催の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)へ向けての強化試合で、日本がオランダに連勝した。タイブレークの10回に鈴木誠也外野手(22=広島)が満塁本塁打を放ち勝ち越した。

 計4戦を戦い、メキシコに1勝1敗、オランダに2勝0敗で全日程を終えた小久保裕紀監督(45)は「まずはじめに、今年の2016年の11月13日という日まで、全力プレーを演じた侍ジャパンの選手に拍手を送って欲しいと思います。昨日に引き続き、タイブレークを今日は先行で経験できました。4日間、点は結構取られましたがいい強化試合になったと思います。攻撃陣はこの4試合通して、2戦目からは本来の調子で打線がつながったと思います。(投手陣は)なかなかボールであったり、マウンドの高さであったり、対応の難しかった投手もいた。その辺を見極めながら、来年選んでいきたい。勝ちにはこだわりましたけど、選手たちが大きなけがなく終えられたことにホッとしています」と総括した。

 来年の本大会に向けて「2017年の3月7日にここからスタートします。それに向けて万全の準備で乗り込んでくるので、また熱い声援をお願いします」とファンに呼びかけた。