日本ハムのドラフト8位、新日鉄住金かずさマジックの玉井大翔投手(24)が15日、千葉・木更津市内で契約金3000万円、年俸840万円で仮契約を結んだ。

 チームの本拠地、北海道の北東部、佐呂間町出身。チームでは札幌市出身の瀬川隼郎投手(30)と七飯町出身の鍵谷陽平投手、札幌市出身、大累進内野手(ともに26)に続く道産子選手の誕生となる。「もともと北海道の人間。戻れることがうれしい」と、地元凱旋(がいせん)を喜んだ。

 再びチームメートとなる2人をライバル視した。社会人で昨年までチームメートだった加藤貴之投手(24)と東農大北海道オホーツク時代の1学年後輩の井口和朋投手(22)だ。ともにルーキーとして今季1軍で登板。「またあの2人とやれるうれしさはあるけど、追いつけるようにやっていきたい」と闘志を燃やした。

 最優秀防御率のタイトル獲得を夢見る147キロ右腕は「点数を取られないのがピッチャー。最終的には先発をやりたい」と、幕開けするプロ野球人生を心待ちにしていた。(金額は推定)