ソフトバンクの和田毅投手が7日、福岡市のヤフオクドームで契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸4億円プラス出来高払いでサインした。来季が3年契約の2年目。

 米球界から5年ぶりに復帰した今季は15勝5敗で最多勝と勝率第1位のタイトルを獲得し「勝ち星は誇れるかもしれないが、優勝と日本一を逃したのは悔しい」と心境を語った。

 ベテラン左腕は巧みな投球術で若い先発投手陣を引っ張ったものの、シーズン終盤に肘痛で戦線離脱。クライマックスシリーズにも登板できず「けがで戦力になれず、責任を痛感している」と表情を曇らせた。

 左肘は順調に回復しており、自主トレーニングは福岡県筑後市のファーム施設で行うという。36歳で迎える来季の目標に2年連続の最多勝を掲げ「優勝と日本一を勝ち取りたい」と抱負を述べた。(金額は推定)