ソフトバンク中田が9日、通算100勝到達を来季目標に掲げた。母校北九州市大で行われた創立70周年記念トークショーに参加。プロ12年間で88勝を挙げた右腕は、司会者から節目の記録について振られると「何とか来年到達できればと思う。来季は4年契約の最終年なので、ホークスに来てからのベストを出せれば」と意気込みを明かした。

 中田は中日時代の07年に挙げた14勝がシーズン最多。ソフトバンク移籍後は14年の11勝が最高で、来季はホークスでのキャリアハイを実現し、100勝投手の仲間入りを目指す。

 日本ハム大谷対策も練っている。昨季までは通算5打数無安打4奪三振だったが、今季は7月3日に初球先頭打者本塁打を被弾。3打数3安打と打ち込まれた。「あの1球がいい意味でリプレーで流されるようになりたい」。日本中を驚かせたあの1球を反面教師に、「来年は(内角を)しっかり攻めていきたい」と大谷封じを誓った。【福岡吉央】