24時間態勢でメジャー公式球に対応する。巨人菅野智之投手(27)が10日、神奈川県警相模原署の一日警察署長を務め、交通安全を呼び掛ける「セーフティーリーダー任命式」に制服姿で参加した。終了後、直前に迫ったハワイ合同自主トレでは、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向け公式球の対応に時間を割きたいと誓った。

 菅野 自主トレは公式球でやります。練習以外でも、テレビを見ながらとか、常に触っておきたいです。準備を大事にしたい。

 国内に比べて滑るといわれる、ボールへの適応が鍵だと考えている。「変化球はいいんですが、ストレートを投げるときに抜けやすくなるので」。生命線の直球の精度を保つために、空き時間を使って特徴を把握すると明かした。11月の侍ジャパン強化試合に同行し、小久保監督からは「本戦では、軸になってほしい」と信頼を伝えられた。「自分もそのつもりでいます。仮に選ばれなかったとしても、準備はシーズンでも役に立ちますから」と強い決意がある。日本代表であると同時にチームの軸として、万全の備えで17年シーズンに挑む。