攻めの守りで5年連続ゴールデングラブ賞獲得だ! ソフトバンク松田が来季から、守備位置を1歩前にして、前方への打球の処理に重点を置くことを明かした。

 「来年はより前をしっかりしたい。小さい左打者、足の速い打者の打球は前で処理しないとセーフになるし、(遊撃手の今宮)健太が取っても間に合わない。バント処理もあるし、ボテボテの打球でもやっぱりアウトにしたい。しっかり反応することが大事。1歩前に出て投手を助けたい」

 ゴールデングラブ賞は4年連続で5度目。今季は西武秋山に次ぐリーグ2位の166票を獲得した。守備率も、各チームの三塁レギュラーではトップの9割6分7厘だったが、鳥越コーチからも、前方の守備を来季の強化ポイントとして言われているという。守備範囲を前に拡大し、投手陣をサポートする考えだ。

 今宮とともに、アンダーアーマー福岡天神でトークショーを開催した。今宮も「年を取ると動かなくなるから、カバーしないといけない」とジョークを交え、松田のサポートを約束した。今季は三遊間コンビで4年連続ゴールデングラブ賞を獲得し、プロ野球記録を樹立した。来季も強気の守備で、新記録の5年連続同時受賞を実現させる。【福岡吉央】