阪神高山が来季は「守護神キラー」襲名を目指す。23日、狩野と都内でファンクラブのイベントに参加。1年目の今季は新人王に輝いたが「7、8、9回に打てるようにしないといけないとは思います」と課題を口にした。

 今年は球団史上新人最多の136安打。得点圏打率3割7分7厘はリーグ2位だが納得いかない数字もある。試合の5回までは打率3割1分5厘だが、6回以降は2割2分1厘にとどまった。勝ちパターンの投手は総じて難攻不落の一線級が多い。高山は「そこを打たないと負ける、勝っていないということ」と言い切る。来季は勝ちに直結する、セットアッパー、守護神の撃破が大きなテーマになる。

 ヤクルト秋吉に3打数無安打、巨人マシソンも2打数で音なしだった。DeNA山崎康には3四球を選んだが2打数無安打。「何回か当たる投手も多かった。来年はその経験を生かしていきたい」。1年間の蓄積を生かし、難敵をくじく。