温暖な米アリゾナでゴングが鳴る。日本ハム栗山監督は、陽岱鋼が抜けた外野の定位置争いを、キャンプ中の実戦で競わせる方針だ。「どういう勝負をしてくれるのか。しっかり見極める」。周囲を納得させる結果、内容を出し、勝ち取ってもらうつもりでいる。

 争いの中心となりそうなのが、巨人からトレードで加入した大田。来季は9年目の26歳。米アリゾナキャンプは若手主体となる見込みで、大田の振り分けは微妙なところだが、指揮官は「(アリゾナに)連れて行くよ」。岡、浅間らとともに、現地での練習試合、紅白戦から“直接対決”させる考え。「(好調を)1カ月キープできるのかとか、そういうところも見ている」。キャンプ、オープン戦を通してのサバイバルとなりそうだ。