阪神藤浪晋太郎投手(22)と中日岡田俊哉投手(25)が、侍ジャパンのメンバー入り確実であることが14日、分かった。

 2投手は昨年11月の強化試合(対メキシコ、オランダ)に出場。藤浪の球威に相手が押される場面が目立ち、権藤投手コーチが「十分に通用する」と話していた。侍ジャパン初選出だった岡田はボールへの高い適性を示し、オランダ戦ではタイブレークに登板して無失点に切り抜けるなど、勝負強さをアピールしていた。右の本格派としてはソフトバンク武田、左の中継ぎとしては巨人森福も候補だが、直近の投球内容やコンディションを総合的に判断すると、藤浪、岡田の評価が非常に高いとみられる。

 13人で構成する投手陣については、昨年12月の1次メンバーで7人が選出された。残り6人についてドジャース前田、ヤンキース田中の合流を目指したが難航。マーリンズ田沢については最後の検討、調整を行っているとみられる。「お化けフォーク」で高い奪三振率を誇るソフトバンク千賀、同じく奪三振率の高い楽天松井裕が濃厚で、シンカーの精度が高いロッテ石川も有力候補だ。「近々メンバーを発表できる」と小久保監督。詰めの作業を行いベストの布陣を固める。