巨人は24日、町田市と同市の小野路球場などの施設利用やスポーツ振興などの事業に関する協力について覚書を交わした。期間は1年間。巨人は23年3月末の完成を目指して東京・稲城市にファーム新球場を建設する予定。それまでの期間、3軍が小野路球場を準本拠地として、改修工事終了後の7月から使用することになった。

 町田市役所で会見に臨んだ石阪丈一市長(69)は「野球文化の発展、スポーツ振興の発展に寄与できる。選手の方に少年野球の指導をしていただいたり、他にもイベントを開いていただければいいと思います」と期待。同席した巨人の久保博球団社長(67)は「ファームの強化は常勝チーム作りのポイント。昨年3軍をつくって、ジャイアンツ球場を2軍と3軍で併用するのは手狭だった。3軍にとって待望の施設になると思います」と話した。