ドラフト5位の有吉優樹投手(25=九州三菱自動車)が光った。

 心=◎ 新人投手で唯一、第1クール5日間、全てでブルペン入り。最終日の5日は初めて100球を超える105球を投げた。5日間合計で約350球。周囲は飛ばしすぎを心配するも、「投げられる時に投げておきたい。疲れた時に、どう投げられるか」と目的意識がしっかりしている。

 技=◎ 制球が素晴らしい。まだブルペンとはいえ、直球の8割近くでストライクのコールを受けた。伊東監督も「四球から崩れることはないだろう」。下位指名とはいえ、即戦力として評価が急上昇。このまま行けば、右の中継ぎに割って入る可能性がある。

 体=◎ 新人で気疲れもある中、毎日ブルペンで投げられる体力がある。「下半身は多少張ってますが、肩は大丈夫です」と涼しい顔だった。【ロッテ担当 古川真弥】