広島の春季キャンプは7日、第2クール1日目が終了。午前中の鵜戸神宮参拝に始まり、午後はフリー打撃にドラ1加藤、ドラ3床田のルーキーコンビが登板した。練習後の広島緒方孝市監督(48)の談話は以下の通り。【構成・池本泰尚】

 -新人が登板

 緒方監督 初めて打者相手に投げて、しかも後ろからああやって(投手コーチら)プレッシャーをかけられながら投げているわけだから。2人はよかったよ、今日ね。また今日投げてくれた他の投手も良い状態で順調に来ているなというのを、みんなから感じました。

 -緊張感もあったはず

 緒方監督 特に新人はね。ただバタバタすることもなく、堂々としっかり投球してくれて安心しました。

 -空振りもあった

 緒方監督 一般的に言えばね、ああいう形で打者の反応が遅れるような形をすべての投手で見たいよね。まだ今の時期は投手の方が先に行っているのが普通だからね。ただ加藤の投球は打者の反応を見ていても、どこか打ちにくそう。直球にしても力があるし、差し込まれた形になっていた。打ちづらいんだろうなと感じました。

 -ブルペンとは違う

 緒方監督 本人が何と言っているか知らないけど、こっちからすれば十分。今の時期の段階ではね。ブルペンではいいものもたくさん見られるし、まだどうかな、というところも見られる。今日の投球でもそうだったけど。ただこちらも良いところを発見して見たいと思う。

 -課題もあった

 緒方監督 独特の投球フォームだからね。ちょっとタイミングが合わなかったらというのはブルペンでも感じた。多少なりとも今日も見られたんだけどね。

 -怖さを与えるフォーム

 緒方監督 怖さというか打ちにくさを感じるフォーム。床田にしてもそう。あれだけクロスして、ボールの出どころが見えにくい状態で投げてくるからね。今日は全部左打者とだったけど、反応をみても捉えにくそうな感じだった。2人はどんどん次の段階にいくのが楽しみです。

 -野手も段階が上がった

 緒方監督 こうやって生きた球を打つ段階に入っている。こうして走ることの強度も上がっている。それもしっかり体をつくって来てくれているからこそ。強度が上がっても、こうやってみんなが違和感なく普通に動いてくれている。