DeNAドラフト5位の「茨城の中田翔」こと細川成也外野手(18=明秀学園日立)が7日、1軍練習に参加して怪力を猛アピールした。フリー打撃では54スイングで15発の柵越え。バックスクリーン直撃を含め3連発のシーンでは、快音に練習中の選手、スタッフが手を止めて見入った。持ち前のパワーを見せつけた細川は「最初はすごく緊張したけど、先輩たちが声を掛けてくれて楽になった」と、充実の1日を振り返った。

 課題と収穫の1軍練習だった。午前中のケース打撃では、砂田と飯塚の若手投手相手に三振とショートゴロに終わった。「実戦で結果を残せなかったのは悔しい」というが、ラミレス監督は今季初の対外試合となる、13日の練習試合阪神戦での抜てきを明言。すでに出場が決まっている12日の紅白戦と連日1軍昇格へ絶好のチャンスに「スイングを変えずに振って、いい結果を残したい」と、強気に話した。【栗田成芳】