ヤクルト・ドラフト1位寺島成輝投手(18=履正社)【心=◎、技=◎、体=○】

 第2クール初日の6日にプロ初のブルペン入り。ゆったりとしたフォームで立ち投げで直球のみ30球。首脳陣も素質の高さを再確認した。8日は立ち投げ30球の後、座った捕手に10球。「少しコントロールがばらついたけど、指のかかりはよかった。ストライクゾーンの違いも勉強になった」と、着実に成長している。

 2度のブルペンで直球しか投げていないが、周囲の評価は高まるばかりだ。真中監督は「堂々と投げていた。いい意味で、石井一(元ヤクルト)みたいなふてぶてしさがある」。8日に隣で投げていた侍ジャパン秋吉は「超いい球」と、ドラ1左腕にひとめぼれ。石井投手コーチは「1球1球の質、ボールへの外れ方もいい」と絶賛した。次回のブルペン入りはオフ明けの11日を予定。【ヤクルト担当 鹿野雄太】