3軍キャンプで調整中の巨人山口俊投手(29)が11日、都内の病院でインフルエンザA型と診断された。数日間は川崎市のジャイアンツ球場で練習する3軍を離れ、休養する見込み。当初は2月下旬をメドにブルペン入りし、3月中に1~2試合のオープン戦登板を経て開幕へと向かう予定だったが、調整プランの見直しが迫られる状況となった。3月1日までの1軍キャンプ合流は見送られることが確定的で、開幕ローテ入りにも影響が及ぶ可能性を残す。

 山口俊は昨秋に訴えた右肩違和感の影響で、キャンプは3軍スタート。「沖縄までにはという気持ちがありますが、年間を通じて投げることが大切ですから」と初日から3日連続でキャッチボールを回避して、ネットスローなどの調整を続けていた。4日から屋内でキャッチボールを再開したが、早期の実戦登板に向けた準備を続ける中で、思わぬアクシデントに見舞われた。