阪神の新外国人エリック・キャンベル内野手(29=メッツ)が16日、ウイルス性胃腸炎のため第4クール初日の練習を欠席した。この日の朝に腹痛を訴えて沖縄・読谷村の病院で検査を受け、宿舎で静養した。今日17日以降の練習参加は当日の様子を見て判断する。

 練習前に配られる練習メニュー表。そこに掲載された韓国・サムスン戦のスタメン表には「キャンベル」の名前がなかった。前日15日には5番DHで出場すると球団から発表されていたはずが、この日は球場に姿すら現さず。向かったのは球場ではなく病院だった。

 「優等生」ゆえの気苦労があったのだろうか。キャンベルはキャンプ初日から練習に積極的に参加。本職の三塁に始まり、一塁、二塁、そして第3クールの最後となった14日にはシートノックで「与えられたポジションを全力でやるだけ」と、左翼のポジションも守った。

 志願して出場した13日DeNA戦では1三振を含む2打数無安打と結果は出ていないが、さあここからというタイミング。前日15日の練習休日には読谷村内の「比嘉酒造」で琉球泡盛の製造を見学し、英気を養った。金本監督は「胃腸炎ぐらいなりますよ」と問題なしを強調。幸い、大事には至らなそうだ。