オリックスは打線が元気なく、オープン戦でチーム5年ぶりに2試合連続無得点となった。ステフェン・ロメロ外野手(28=マリナーズ)、安達が欠場。その中で中日の大野、田島のリレーに封じられ3安打に終わった。福良監督は「いい投手に対して工夫が足りなかった。(主力不在の)こういう試合もあるわけだから」とぼやいた。自打球が当たったロメロは打撲で軽傷だが、腰痛の安達は「なったことがないから何とも言えない」と不安材料を抱えた。

 期待の吉田正も4試合連続で無安打。ただ「バットが振れだしたのは収穫。数を振って調整したい」と復調の兆しは見えたようだ。福良監督も「ボールの捕まえ方が昨日(17日ヤクルト戦)より良くなった」と話した。昨季の総得点499は12球団ワースト。今季はより打線の奮起が求められるだけに、現状はちょっぴり心配ではある。