BCリーグ福島ホープスが9日、岩村明憲選手兼任監督(38)が今季限りで現役を引退すると発表した。10日に都内と郡山市内で会見する。

 岩村監督は選手兼任で今季3年目を迎える。15年は10試合に出場し打率5割5分6厘。16年はわずか3試合に終わり、無安打だった。

 岩村は愛媛県出身で、宇和島東高から96年ドラフト2位でヤクルトに入団。06年までプレーした後、メジャーに挑戦し、レイズやパイレーツなど3球団に所属した。11年からは楽天、13年からはヤクルトにそれぞれ2年間在籍し、15年に福島ホープスの選手兼任監督に就任した。

 NPBで13年、MLBでは4年の計17年間で1585本(日本では1172本)の安打を放ち、強打の内野手として鳴らした。WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)では06年、09年ともに日本代表に選ばれ、2大会連続の世界一を経験した。