阪神岩崎は勝利の方程式入りが見えてきた。同点の6回無死二、三塁の場面で青柳を救援。真っすぐとキレ味あるスライダーを武器に亀沢、代打荒木を連続三振に取ると、最後は大島を142キロの外角への速球で遊ゴロに打ち取った。厳しい場面での起用だったが「自分の力を出すことだけ考えていました。(直球は)シーズンの始まりより良くなっていますね」と淡々と振り返った。

 金本監督も岩崎の働きに「あそこはもう素晴らしかった」と絶賛。勝利の方程式入りには「十分、十分」と評価した。勝ち試合の8、9回はマテオとドリスで固定され、桑原と高橋がフル回転している。新たなカード誕生で、中継ぎ陣が充実しそうだ。