中盤5回に中日ゲレーロの連続失策から同点に追い付くと、丸の適時打で勝ち越し。その後も攻撃の手を緩めず中日を突き放した広島が連勝で、先発の4年目中村祐太投手(21)がプロ初登板で初勝利を挙げた。広島緒方孝市監督(48)の談話は以下の通り。

 -中村祐が初登板初勝利

 緒方監督 よく投げてくれた。思った以上にいい真っすぐを投げていた。細かいことを言えば、もう少し無駄な抜け球をなくし、低めのゾーンで勝負できればと思うところもある。でもこれから経験して、成長していってもらいたい。

 -打線が援護した

 緒方監督 何より白星を付けてくれた野手陣。守備にしても攻撃にしても、本当に若い投手を助けて、育ててくれている。頼もしい野手陣ですね。

 -相手のミスに乗じて勝ち越した

 緒方監督 昨日にしてもそうだし、今日にしてもそう。ミスをうまくつけ込んだ形の得点になっているので、相手もダメージがあるでしょう。ワンチャンスをものにする打線の集中力がすごい。

 -捕手会沢も攻守で貢献

 緒方監督 リードで頭がいっぱいの中、自慢の打撃で数字が出ていないことにもどかしさがあるだろうけど、やっぱり今求めているのは若い投手をしっかりリードして試合を作ること。数多く出場する中で(今日は)持ち味とする打撃で試合を決定づける大きな、大きな本塁打になったと思います。

 -新井の2ランも大きかった

 緒方監督 本当に頼もしいよ。ナイスゲームです。