全勝同士の最終週対決となった九産大と九共大の直接対決は、九共大が主将で4番の片山勢三内野手(4年=門司学園)の2打席連続アーチで逆転勝利を収めた。

 0-5のビハインドで迎えた4回の第2打席で反撃ののろしをあげる3ランを放つと、続く5回の第3打席では逆転3ラン。大学13本目で初の2打席連続弾に「芯に当たればフェンスを越えると思っていた。2打席目はスライダーがくると呼んでいた」と初球を狙った1発に、108キロの片山に白い歯が浮かんだ。21日の2回戦で、大瀬良大地投手(現広島)を擁した12年以来、5年ぶりの春季リーグ優勝&大学選手権出場をかける。