西武栗山巧外野手(33)が、プロ初のサヨナラ本塁打で接戦に決着をつけた。9回裏1死、ソフトバンク岩崎の直球をとらえ、右中間最深部に運んだ。

 「自分的に追い込まれているところもあったので、勝負をかけた。走りながらスタンドインを確認したあたりで、みなさんの歓声が耳に入ってきた。本当にうれしかった」と話した。

 栗山は開幕から好調が続いていたが、4月8日ソフトバンク戦で、一塁上で内川と交錯して右ふくらはぎを負傷。しばらくして戦線離脱を余儀なくされ、復帰後も打撃の調子が上がらず、出場機会を大きく減らしていた。