まさかの敬遠暴投で連勝が止まった。ヤクルトの2番手ジョシュ・ルーキ投手(32)が誤算だった。

 同点の7回2死二、三塁。捕手中村が敬遠を指示する。右打席の後ろで立ち上がりボールを要求。だが2球目で球が上ずり、ギリギリの捕球。カウント2-0からの3球目だった。山なりのボールが落ちてこない。中村がジャンプして取ろうとするが、ミットをかすめて頭上を通過。バウンドし、バックネットに当たる間に三塁走者の生還を許し、決勝点を献上した。

 ◆過去の主な敬遠暴投 阪神の小林繁は82年開幕戦での大洋戦、9回に2-2と追いつかれると、なお2死一、三塁のピンチで高木嘉を敬遠しようとしたが、3球目が暴投になりサヨナラ負けを喫した。最近では、13年にDeNA三嶋がオリックス戦で伊藤を敬遠中に、昨年には同じくDeNAの小杉がヤクルト戦で山田を敬遠中に暴投してしまい失点した。