日本野球機構(NPB)は22日、「マイナビオールスターゲーム2017」(第1戦=7月14日ナゴヤドーム、第2戦=同15日ZOZOマリンスタジアム)のファン投票の第1回中間発表を行い、パのDH部門は左太もも裏肉離れで2軍調整中の日本ハム大谷翔平投手(22)が1位になった。セ・パ両リーグ最多得票はセの外野手部門で3万9852票を集めた阪神糸井嘉男外野手(35)で、セ首位の阪神が12球団最多の5部門でトップに。パの最多得票は抑え投手部門の楽天松井裕樹投手(21)で3万6801票。投票は6月18日に締め切られる。中間発表は土、日曜日を除き、同19日まで行われ、最終結果は同26日に発表。監督推薦を含む全メンバーは7月3日に出そろう。

 左太もも裏の肉離れでリハビリ中の日本ハム大谷は開幕直後の8試合のみの出場。実戦復帰のメドは立っていないが期待の大きさが浮き彫りとなった。

 発表を伝え聞いた栗山監督は「ファンの方の気持ちを翔平も受け止めてくれるだろうし、こちらも感謝でいっぱい」と頭を下げた。全パの指揮官でもある同監督は、起用について自らコントロールできる立場にはあるが「まず治しましょうということ。プレーができるんだったら普通にやるし、できないならできない」。出場は回復状況次第であると、あらためて強調した。

 大谷は都内の病院での有酸素治療を終え、この日、千葉・鎌ケ谷の勇翔寮に帰宅。近日中に、屋外でのフリー打撃を再開する見込みとなっている。