ロッテ井口資仁内野手(42)が日本通算250号となる今季1号2ランを放った。

 7-3の5回1死一塁で、ソフトバンク加治屋の高め144キロを左越えに放り込んだ。かつて在籍したホークスの本拠地で放ち、ソフトバンクのファンからも温かい拍手を受けた。

 ダイエー時代のプロ1年目で打った1号(97年5月3日、近鉄山崎慎太郎からの満塁本塁打)と同じ球場だった。敵地でのヒーローインタビューでは「この球場で打ててうれしいですね。1号はだいぶ前。忘れました。ここで8年、プレーした。感謝しています」と笑顔で話した。

 節目に王手をかけて、今季に臨んだ。「早く1本、打ちたい。良いところで、チームの勝ちにつながるところで打てれば」と話していた。その言葉どおり、打ち合いの試合で、貴重な追加点となった。

 「今年は出ないかな、と思ってました(笑い)。1本出て、ホッとしています。投手はフル回転している。野手が、もっと点を取ってあげないと」と、これからもチームを助ける働きをするつもりだ。