阪神藤浪晋太郎投手(23)が6回に突如リズムを崩し、3敗目(3勝)を喫した。

 0-0の6回1死一、三塁。DeNA先発井納に初球攻撃を受け、打球は右前にはじき返された。三塁走者がゆっくりと先制のホームイン。ここで交代をコールされた。

 「(井納へは)単に甘かっただけです。いい感覚、いいボールもあったと思った。狂い始めたら戻せない自分。技術のなさだったり、引き出しが少なくて悔しいです」と唇をかんだ。

 4四球を出すなど、毎回のように走者を背負い、苦しい展開が続いた。それでもスライダーを多投するなどしてなんとかしのいだ。15年からDeNA戦は8連勝中だったが、6回の乱調でピリオドが打たれた。