巨人が広島にまたも屈した。延長10回に守護神カミネロが決勝打を浴びて終幕。

 接戦での逆転負けに、高橋由伸監督は「こういう形にして取っていくしか今はない」と厳しい表情だった。

 打線改造も実らなかった。好調マギーを87代4番、阿部を5番で起用。1番脇谷で攻撃力アップを狙ったが、6安打で2得点と貧打から抜け出せなかった。

 ▼巨人の広島戦7連敗は、最下位だった75年の19~26回戦に1分けを挟んで記録して以来、42年ぶり2度目。引き分けを挟まない7連敗は初めてになる。これで広島戦は1勝10敗。今回と同じく10回戦終了時に1勝9敗だった97年ヤクルト戦の11回戦は勝利。同一カードで11回戦までに10敗は球団史上初の屈辱だ。