巨人が2カード連続で3連敗し、6連敗となった。

 初回の大量失点が響いた。先発大竹寛投手(34)がDeNA先頭打者のルーキー神里にソロ、ロペスに2ランを浴びるなど6安打を浴びて5失点。4回を投げ終えると、早々に降板した。「チームに申し訳ない」と試合を作ることができず、村田ヘッドコーチは「よーいドンが全て。ピッチャーが打たれているようじゃ言い訳が出来ない。監督に申し訳ない。1週間調整してきてこれかと。飛ばして、4回、5回にKOされるならまだいい」と立ち上がりの悪さを嘆いた。

 連敗脱出に向けて、今季初めてクリーンアップを変えた。1番に坂本勇、3番ゲレーロ、4番マギー、5番岡本と手を打った。初回にマギーが追い上げる1号3ランを放ち、坂本勇も2四球2安打で4出塁と1番打者の役割を果たした。打線は10安打を放ち、DeNA投手陣に食らいついたが、及ばず。坂本勇は「チームがこういう状況なので、自分うんぬんではなく、勝った、負けたが大事。また今週は3試合ある。何とか明日、頭なんで1個取れるように頑張りたい」と前を向いた。

 借金は4となり、単独最下位は続く。高橋由伸監督(43)は「打ってもらわないといけない選手たちが打ってもらわないと。このあと上がってくれればいいと思います」と打線の奮起を期待。13日の広島戦(東京ドーム)で先発するエース菅野に「2試合本来のピッチングができていないので、明日(13日)は本来のピッチングをしてほしい」と話した。